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ふじわらみきさんのおいしいレシピ
小松菜のレシピ
「生八ッ橋de小松菜どら焼き」
■ 材料 8個分(直径10cm) ■
・《粉の準備・材料A》・・・・・・
薄力粉…110g/白玉粉…10g
/ベーキングパウダー…小さじ2
・《その他・生地材料》・・・・・・
小松菜…60g/卵…2個(100g〜110g)
/ハチミツ…15g/砂糖…30g/本みりん…20g
・《仕上げ》・・・・・・
生八つ橋…8枚
材料の画像が見られない場合はコチラ
ちょっとしたお持たせにもピッタリ
小松菜たっぷりのおやつをどうぞ
材料はこちら
お菓子作りはしっかり計量しましょう
生地の下準備
カップにA(薄力粉・白玉粉・ベーキングパウダー)を入れる。
ハンドブレンダーの先を粉にあて、沈ませてからスイッチを押す。
中速で10秒ほど粉の中を上下させ、ボウルにあけておく。
まずは粉の下準備から
ブレンダーを粉に沈ませてからスイッチを入れる
上にあげると粉が飛び散りやすい
空気を含んできめ細かくなる
ふじわらみきさん
「お菓子作りに欠かせない下準備に“粉をふるう”というのがありますが、これが意外と手間ですよね。白玉粉は、生地に加えることでモチモチ感が出るんですが、ふるいにかけても細かくならないんです。ハンドブレンダーを使うことで、『白玉粉を粉砕する』『他の粉とまぜる』『ふるう』の3つの工程が一瞬で完了。簡単かつ、このひと工夫でふわっときめ細かい生地ができますよ」
生地を作る
カップに小松菜を手で3〜4センチほどに細かくちぎり入れ、卵・ハチミツ・砂糖・本みりんを入れる。
ハンドブレンダーを中速にして、軽く押すように上下に動かし、底にたどりつく程度に細かくなったら高速に変え、30秒ほど撹拌する。
小松菜は細かくちぎること
みりんがどら焼きの風味を出す
これくらい葉が細かくなるまで撹拌
ボウルにあけておいた粉をスプーン山盛り2杯ずつ、生地を作ったカップに入れ、ハンドブレンダーの中速で上下に10回動かして混ぜる。
これを繰り返し、少しずつ混ぜ合わせていく。
最後はダマがなくなり生地がもったりとするまで5〜10回混ぜる。
ラップをかけ冷蔵庫で30分間寝かせる。
粉はスプーン山盛り2杯ずつ入れて…
上下に10回、を繰り返す
生地を落としたとき
重なる跡ができるくらいに
ふじわらみきさん
「粉を混ぜる時は、一気に入れるよりも数回に分けて混ぜ合わせるほうが、粉がなじみやすいですよ。混ぜすぎると生地が固くなってしまうので、10回を目安に。「の」の字がかけるほどまでいかないくらいがちょうど良いですね。30分以上冷やしすぎるのも、ふくらみにくい原因になるので注意しましょう」
生地を焼く
冷蔵庫から寝かせておいた生地を取り出し、スプーンで混ぜておく。
フライパンを中弱火にかけ、油(分量外)をひく。
しっかり温まったフライパンを火からおろし、生地を大さじ1杯分ずつ流し入れる。
フライパンを火に戻し、表面がプツプツとし始めたら裏返して50秒ほど焼く。
両面にきれいな焼き色がついたら網などにおろしてあら熱をとる。
火からおろして、生地を流し入れる
プツプツしたら裏返しの合図
ふじわらみきさん
「生地を垂らしている間にどんどん焦げてきちゃうので、フライパンをいったん火から離す、というのがポイントなんです。ホットケーキでも、こうして焼くときれいに焼けますよ。本みりんとハチミツが入っているので、ツヤのあるきれいな焼き色がつきますね」
仕上げ
焼き上がった皮が温かいうちに、生八ッ橋の左右と上部を折り畳み、挟む。
まわりを押して形を整え、両手で挟み込んでぐっと押さえる。
このように端を折り畳む
はさんで… 端を押さえて…
ぐっと力をいれて全体を押さえる
ふじわらみきさん
「温かいうちにはさむことで、八ッ橋と一体化するんですね。生地がモチモチして弾力があるので、けっこう力を入れて押さえても大丈夫ですよ」
さぁ、めしあがれ!
《 編集部のおいしい感想 》
生地を焼くキッチンは、甘〜い匂いでいっぱい。出来上がり、きれいに並んだどら焼きは、食べるのがもったいないようなかわいらしさ。
「小松菜の葉の割合を多くすると、緑の色合いが更に鮮やかになりますよ。簡単ですし、お子さんと一緒に作るのも楽しいですよね」とふじわらさん。
さぁ、いただきます! うーん、モッチモチ! 小松菜の香りと、生八ッ橋の上品な味わいが相まって、何個でも食べられそうなおいしさです。
「一見、抹茶のようですが “実は小松菜” というのが面白いところ。野菜嫌いのお子さんにもおいしく食べていただけると思います」
小松菜たっぷりの上品などら焼き、お持たせにもピッタリですよ!
今回教えていただいた3種の小松菜レシピ。
小松菜料理の概念を打ち破るような新しいものばかりで驚きの連続でした。料理って本当におもしろい! ぜひ、お試しあれ。
料理研究家。
「 料理は五感を通して感じるモノ 」がモットー。
食べてくれる人を想い描きながら、素材本来のおいしさを素材同士の組み合わせで最大限に引き出していくレシピに定評がある。