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ふじわらみきさんのおいしいレシピ
タマゴのレシピ
「とうふの彩り茶巾」
■ 材料 2個分 ■
・《タラの下準備》・・・・・・
水…200cc/塩…小さじ1
・《エビの下準備》・・・・・・
片栗粉…少々/塩…少々
・《茶巾材料A》・・・・・・
卵白…1個分
/木綿とうふ(水をきったもの)…80g
/生タラ切り身…50g/白ネギ…20g/
/薄力粉…15g/ミツバ…5g/ショウガ…5g
/片栗粉…5g/みりん…5g
/砂糖…3g/塩…2g
・《その他の茶巾材料》・・・・・・
むきエビ…50g
/枝豆(さやをとったもの)…15g
・《包むもの》・・・・・・
クッキングシート…30cm四方x2枚
/ひも…2本
材料の画像が見られない場合はコチラ
おめでたい席にもオススメ!
彩りが良い、見た目に華やかな茶巾です
材料はこちら
ふじわらみきさん
「練り物は難しそうに思われがちですが、卵白とタラがしっかり固まるので簡単に作れるんですよ。今回は “ Let's try!” ですね」
材料の下準備
タラを塩水に浸けて30分ほどおき、皮と骨をとっておく。
むきエビは背わたをとった後、片栗粉と塩をまぶし流水で洗う。
ひと工夫で味わいがぐっと良くなる
ふじわらみきさん
「タラを塩水に浸けておくと、臭みがとれて身がプリプリと締まります。鍋物などで他の魚を使うときは、塩をふって20分おいて水や酒で洗う。そのひと手間で魚から水分が抜けておいしく食べられるんですよ。牡蠣などの2枚貝も片栗粉や塩で洗うと汚れがしっかりとれます」
具材を混ぜる
材料Aをチョッパーに入れる。
パルス運転*で2〜3回、つぶし混ぜる。
フタを開け、周りについた具をスパチュラなどで落とし、高速で20秒撹拌する。
再びフタを開けて、エビと枝豆を加え、パルス運転*で2〜3回あらめにつぶし混ぜる。
(*パルス運転:スイッチを長押しせずにワンプッシュを繰り返すこと)
野菜や水分のないものから入れると均一に混ざりやすい
スケールで計りながら入れてもOK
高速で20秒しっかり撹拌
エビと枝豆は形を残すため後で入れあらめにつぶす
包んで蒸す
30cm四方のクッキングシートにのせて四隅をあげて上部を絞り、紐でむすぶ。
蒸し器に入れ、強火で15〜20分蒸す。
あら熱がとれたら冷蔵庫で冷やして完成。
シートの中央にのせる
四隅を持ち上げ…
紐でしばり余分なシートをカット
蒸気がしっかり出てから入れる
フタをして強火で15分蒸す
ふじわらみきさん
「難しそうな練り物も、チョッパーを使えば簡単にご家庭でも作れますね。巻きすを使ってもいいのですが、クッキングシートだとしっとりと仕上がり、そのまま冷蔵庫で冷やせるので楽チンですよ」
※ 蒸し器がないときは…
どの家庭にもある食器で蒸し器の代用ができます。
この場合も火にかけ、沸騰して蒸気が十分に出てから蒸し物を入れてください。
カップやお皿などで代用できる
鍋の中でこのように組んだ後、割り箸をわたす
水と器を入れてから火にかける
箸を使うことで水滴に浸るのを防ぐ
ふじわらみきさん
「陶器は必ず耐熱の器を使って下さい。急な温度差があると割れやすいのですが、水から火にかければ大丈夫です。ご自宅でも意外と簡単にできますので、蒸し料理にもチャレンジしてみてくださいね」
さぁ、めしあがれ!
《 編集部のおいしい感想 》
手作りのタラと豆腐の練り物はしっとりと柔らかくやさしい口当たり。それにエビのプリッとした歯ごたえとコク、枝豆の味わい、ミツバの爽やかな香りと、まるで懐石料理をいただいているような上品なおいしさでした。「鳥取名産の “とうふちくわ” と出会って、豆腐の練り物がご家庭でも作れるんじゃないかと思ったんです。豆腐を入れることで口当たりが滑らかになりますし、油を使ってないのでヘルシーですよね」とふじわらさん。「一晩冷やせばもっと弾力が出て、ツルッとした歯ごたえに変わりますよ」とニッコリ。小さく作ってこのままお弁当に入れるのもよし、できたてをお吸い物に入れて崩しながら食べるもよし、揚げても…と、アレンジのアイデアがどんどん出てくるこのメニュー。銀杏を加えてお正月の一品にも。ぜひお試しあれ!
料理研究家。
「 料理は五感を通して感じるモノ 」がモットー。
食べてくれる人を想い描きながら、素材本来のおいしさを素材同士の組み合わせで最大限に引き出していくレシピに定評がある。