運営者のこだわり
あべのハルカスファームも運営する屋上型農園のリーディングカンパニー、東邦レオさんにやってきました。
現在運営する都市農園は全国13カ所、600区画以上におよびます。
農場ではなく、企業に取材に来たのは初めて。わぁ、ドキドキ。
早速、名刺交換。広報室長の熊原淳さんです。
よろしくお願いします!
「では、特別な会議室へ…」と言って、階段をトントン…
ジャーン!
到着したのは、屋上スペース。見事な緑化が施されています。
芝生も本物。ふっかふか!
屋上を緑化し、その緑を維持するには地上とは全く違う苦労があるそうです。
鍵となるのが “土”。「軽さ」「保水力」に加え、「数年たっても痩せない」土が求められるのだとか。なるほど。確かに、屋上では簡単に土を入れ替えることはできません。
東邦レオさんは屋上に最適な土を開発したところからどんどん事業が拡大していったそうです。
東京都では2001年に、一定の広さをもつ新規・増改築のビルの緑化を義務化。
続いて関西や名古屋にも義務化の波が広がり、事業が一気に拡大しましたが、2008年のリーマンショックで潮目が変わったそうです。
「それまでは、新築や増改築でなくても屋上を緑化するブームがあったんです。ところが、リーマンショックで一気に市場が冷え込んでしまいましてね…。
環境に良いというだけでない、なにか空間としての意味合いがないと投資ができない、という声があがってきたんです」
屋上には金魚も
“空間としての意味合い” そこで思いついたのが「屋上で畑!」だったというわけ。
時を同じくして世間の関心を集めていたのが食の安全問題だったからです。
「安全なものを食べたいというだけでなく、野菜がどうやって作られるのかお子さんに教えたいという食育のニーズも生まれてきたんです」
時代の波を再びつかんだことで、事業はさらに拡大へと進みました。
「野菜作りに興味はあるけれど、初めての挑戦で不安があるという方も多いと思います。まずは便利な屋上型の都市農園で気軽に第1歩を踏み出してほしいですね」という熊原さん。
一方、郊外方は?
こちらもしっかり取材しようと、やってきました。
都内からおよそ1時間。新横浜の住宅街です。
ここで出会ったのは…
とびきりのおいしい!
一体、何が待ち受けていたのでしょうか。
おいしくて、楽しくて、社会を変える。
さぁ、時代の最先端を行く郊外型都市農園のヒミツへと進みましょう。
1965年設立。建築関連事業や緑化関連事業の他に、全国のビルの屋上で都市農園を展開する。
あべのハルカスファームの運営を担う。
http://www.toho-leo.co.jp
2007年設立。耕作放棄地の再生を目指し、貸し農園事業や農業への新規就農を後押しする事業を展開する。
http://myfarm.co.jp