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森さんの田んぼで黄金色に実った稲穂

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Episode5-3

 新規就農者の“知恵”


最強の“こめニュケーション”

兵庫県淡路市  フレッシュグループ淡路島 / 森 靖一 さん

兵庫県淡路市  フレッシュグループ淡路島 
/ 森靖一さん

連れて行ってもらったのは、なんと田んぼ! え、米作りもしているんですか?

森さんの田んぼの前で森さんの話を聞いて驚く取材班

「僕は3枚の田んぼで作ってます。今年で2年目です」という森さん。
「僕はバジリコやルッコラを作ってますけど、それは地域の皆さんは作っていないので、栽培方法なんかは訊けない。だけど、お米って地域の方は誰でも作っているので訊きやすいんです」

田んぼにひいている水路と排水について説明する森さん

「米作りは水を足したり、引いたりしながら作るんですが、それが難しい。
 排水の方法なんかをひとつひとつ、やりもって教えてもらうんです。すると自然と打ち解けていけるので助かっています」

森さんの田んぼの前で地域のコミュニケーションについて話す森さんと上宮さん

“米作りは最高のコミュニケーションツール” と言うのは先輩農家の上宮( ただし )さんです。
上宮さん自身も会社を定年退職し、米作りを始めたのは6年前。
「米作りの相談をしてくれると、だんだん話が弾むのよね。茎のこのあたりがちょっと黄色くなったら刈っていいとか、そういうのは我々には分からない。本にだって書いていないし。そういう時、地元の人が教えてくれるのよ」

実った稲穂。刈入れが近いです

「私もここに戻ってきて分かったけど、地域は若い人が要る。欲しいの。森くんみたいな若い人が入ってきてくれて、すごくこのあたり活気がでてきたよ」

稲穂の育成状態をみる森さん

コミュニケーションツールとして米作りを始めたものの、すっかりその面白さに魅了されたという森さん。
「上手な人が作ると、同じ広さでもいっぱい出来るんです。今はこの広さでだいたい450kgの収穫だけど、500kgくらい作れるようになりたいんです」とニッコリ。

変わって、フレッシュグループの仲間のニンジン畑で協力者でもある地元の農家さんと話す森さん

キラキラした好青年の森さん。
そんな森さんらを支えようと地元の農家さんが立ち上がりました。

日本の農業の伝統をつなぐ、感動の物語は次回へ。

フレッシュグループ

淡路島の新規就農による若手生産者グループ。
野菜の宅配や農業体験など様々な取り組みを精力的に行う。
代表:森靖一さん

http://www.freshherb.jp/

おいしいのヒミツ