仕組み
自社の物流センターには契約農家さんから次々と京野菜が届けられてきます。
九条ねぎがやってきました。
ちょいと、失礼しまして…
冷たくて、ピンピンしています。
味見、味見…
シャキッ、シャキッでおいしい! ネギを食べて、シャキシャキ音がするなんて…
風味が強くて、中からトロンとした水が出てきます。
夏の九条ねぎは辛みがあって、おそばが食べたくなる味です(笑)
「そのヒミツはね…こちらへどうぞ」とニヤリ顔の木村さん。
恐る恐る中に入ると…
さ、寒〜い!
先ほどの梱包されていた部屋も涼しかったですが、こちらはぐっと寒い!
「野菜を保管している場所なんですけどね。ここは5度です。梱包作業をしている部屋も12〜13度と低くしているんですよ」
「さっきの九条ねぎも冷たかったでしょう?うちは農家さんのところまで保冷車で取りに行っているんです。で、到着したらここで保管。出荷するときも保冷車。
つまり、ずーっと冷たいんです。
『洛市』は収穫から出荷までの鮮度管理も自社でしっかり行っています。冷蔵庫に入れておくと、あとの日持ちが全然違いますよ。シンプルですがこれもおいしいヒミツ」
なるほど。 やっぱり、野菜はつめたいのがお好きなようです。
あれ?京野菜の洛市のはずなのに、小松菜を発見。
「壬生菜とか、九条ねぎは京の伝統野菜です。でも、伝統野菜というのは普通の人にはなかなか敷居が高いですよね。京都の野菜をもっと手軽に楽しんで欲しいので、いつも食べている野菜もどんどん取り入れています」と木村さん。
「今はやる気のある農家さんがとても増えていますしね、京都の農業を盛り上げたいんです」
そうと聞いたら、この目で確認しないわけにはいきません。
おいしい野菜作りの現場へ、いざ!
価格が高く不安定な供給に課題があった京野菜を、農家と消費者を最短で結ぶ、独自の流通システムを構築し安定した価格と供給体制を実現した。
2011年から全国で展開。
野菜の販売を通し、京都の伝統と文化を届けている。