注目スポット
こんにちは! 料理研究家のふじわらみきです!
ここは、どこでしょう? そう!鳥取砂丘。
今回は鳥取県にやってきました〜!
近づくと、砂丘は思っていた以上に大きくて広いんです。
壁のような丘に圧倒されました。
地元の小学生に混じって私も砂丘登りに挑戦。
砂はサラサラして登りにくいったらありません。
でもこの砂地が、実はとってもおいしいものを生み出しているそうなんです。
登りきった先に広がっていたのは真っ青な海。まるで外国に来たみたいな風景です。
この鳥取砂丘の砂は、日本海から打ち上げられ、海からの風で内陸に運ばれたものなんだそう。
砂丘をあとにして車で内陸に進むと… あれ?
これはもしや…
あの有名な鳥取名産、ラッキョウじゃないでしょうか。
でも旬は過ぎたはずだけど…
真相を確かめたくて農作業をしていた地元の方に訊ねると、やっぱりラッキョウ!
これは夏に植えたばかりのラッキョウで、来年収穫するものなんだそうです。
ラッキョウ作りをはじめて60年以上というベテランのお二人。
昔は牛で耕してクワで畝をひとつずつ作っていたそう。
やはりここも砂地。砂地できちんと育つのでしょうか。
「砂だから、いい。土で作ると固いラッキョウになるんです。砂だと歯切れがいい。食感が全然ちがいますがぁ」
へ〜!砂の方が美味しいラッキョウができるとは知りませんでした。
お願いして葉っぱをかじらせてもらうと…
甘い!ニラとネギの間のような風味です。
これ、お醤油につけて冷や奴にのせると絶対おいしいはず。するとベテランの二人は大笑い。
「わたしらは食べたことがありませんもん」とのこと。
ラッキョウはやはり甘酢漬けに限るというお二人。
「毎年、おんなしことをするようなけど、おんなしのはできませんわ。ちょっとの塩抜き加減でな〜」と教えてくれました。
毎年、味わいの違う手作りラッキョウ。でも。それも素敵なことですよね!
さらにずんずんと内陸へとすすみます。
翌日、訪れたのは山間のステキなお店。実はここが今回の旅の目的地。
周辺の県だけでなく東京からのリピーターも多いという知る人ぞ知るお店。ここでしか食べられない極上のメニューがあるんです。
それは…
(大江ノ郷パンケーキ 680円)
じゃーん!
焼きたてのパンケーキです!
パンケーキは大好物。
いただきます!
ハッ! こ、こ、これは…、おいしい〜!!
都会のどんな有名店でも出会えなかった最高のパンケーキ!
まるで焼きたてのスフレチーズケーキのよう…。チーズが入っているのかしら。
「ははは。多少クリームチーズが入っているのですが、“私たちの卵”にコクがあるからぐんと深い味になるのだと思います」とお店の方。
聞くと、ベーキングパウダーを使わず、注文が入るとメレンゲを泡立ててひとつひとつ作り立てをお客さんに提供しておられるとか。どこまでもタマゴで勝負しているパンケーキなのです。
コクがあって、ふわふわで、なんとも言えない優しい甘み。ボリュームのある2枚ですが、3枚だったとしても全然食べられます。あ〜幸せ!
(結局この日、2人前のパンケーキを食べてしまいました)
このパンケーキのおいしさはどうやって作られているのでしょうか。
情熱と信念そして愛情満載の、そのヒミツへと進みましょう!
平飼い、即日発送にこだわる養鶏と、卵の味を楽しむスイーツカフェショップを展開。1994年に20代だった小原利一郎氏がたった一人で創業。現在は3万羽の養鶏とスイーツショップでおよそ100人の雇用を地元に生み出している。
自然循環型かつ地域との共生が理念。
こうして生まれたブランドたまご「天美卵」は首都圏はじめ全国にファンをもつ。