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カナンファームのオーナー依田夫妻

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Episode3-4

 おいしい・生き方


「トキメキ」の人生論

沖縄県国頭郡東村  カナンファーム・カナンスローファーム/  依田啓示さん  英恵さん

カナンスローファーム・落ち着いた内装のお部屋

この日は奥さんの英恵さんが経営するカナンスローファームに宿泊です。

テラスに出ると、目の前に海が広がります

全室オーシャンビュー!

フライパンで焼き目をつけている豚料理

ディナーのメインは、依田さん夫妻自信のおいしい豚肉!
表面をカリッと焼き…

続いてオーブンに入れている豚料理

その後オーブンに入れ、100度の低温でじっくり15分間、火を通します。

出来上がったロースト豚を薄くスライス

ジューシーな豚のローストの出来上がり!
沖縄では脂身のことを「白身」と言い、赤身同様、おいしくいただくそうです。

おいしそうなディナーコース

3,000円のディナーコース

沖縄の旬の食材にこだわっているというディナー。メニューは季節によって変わるそうです。

おいしそうなディナーを前にして笑顔がこぼれる取材班

さあ、いただきます!

旬の野菜の天ぷら、新鮮な海ぶどう…どれもおいしそうです

カナンファームの野菜は味が濃厚!
海藻もたっぷりで、沖縄の味を満喫です。

豚のローストを食べる記者K

そして、いよいよ豚のロースト。

豚のあまりのおいしさに満面の笑顔の記者K

おいしい!脂身は口の中でスッと溶け、甘みが広がります。

豚のローストのアップ!

脂身がおいしい、とはまさにこのことです。
「味付けは塩・こしょうだけなんですよ」とニッコリの英恵さん。
英恵さんは秋田生まれ。札幌で10年間、学生生活と卒業後は薬剤師として働き、その後、東京で10年間外資系の企業に勤務していたそうです。
農家の嫁として沖縄にやってきたのは4年前のこと…

完熟の塩パイナップルを手に、笑顔で話す英恵さん

「東京では毎日ハイヒールはいて、日傘をさして歩いていました。
なので、こちらに来て最初の頃は価値観をチェンジするのに少しだけ時間がかかりました」

東京で暮らしていたとき、「ブランド品が好きだったわけではないけれど、“いい物”は好きだった」という英恵さん。絵画も、洋服も、バックも農家の嫁になった途端「手に入らないというよりも、生きてゆくために必要なものではない、という感覚になった」といいます。

カフェの受付にある可愛らしいマスコットの豚の置物

「じゃあ、そういうものは何のためにあるんだろう?って。私はそれを失った時に何を失くしたんだろうって、すごく意味を考えちゃったんです」

その時、英恵さんが「導きだした」という答えは…

「トキメキなんだな、と思ったんです。
人間ってトキメキがないとすごく寂しいじゃないですか。その対象が、人なのか、お金で買えるブランド品なのか、芸術なのかは分からないけれど。
でも、ここには東京のトキメキとは違う種類のトキメキがあるから、ブランド品やお洋服やお化粧を超えた、心のトキメキのステージに移ったんだと分かったんです」

天の川、流れ星…満天の星空です

この夜は天の川が見える満天の星空に

「私が今、これから先、手に入れたいのは心のトキメキなんです。
生きる喜びとかイキイキしてるとか、そういうことを実現できるチームを作りたい。その練習を、今しているんだと思います」

そのとき、ヤモリが「キュッ!」と鳴きました。
ヤモリが鳴くなんて!取材班全員、初めて知って、その場は大爆笑です。

おいしいディナーと一緒に、カタチには現せない、確かな贈り物をもらった夜となりました。

おいしい旅はまだまだ続きます。
続いては、極上の朝ご飯へすすみましょう!

カナンファーム

カナンスローファーム cafe&eco-stay

沖縄県国頭郡東村平良にある
農場とカフェ、そして宿泊施設。
オーナーの依田夫妻が循環農業を提唱し、実践。
農園見学ツアーや農業体験ツアーも。

カフェ  11:30〜18:00(木曜定休)
ディナー・宿泊 … 前日までの予約制 http://www.canaan-farm.com

おいしいのヒミツ